自閉症とアレルギー
                                          アイジー研究所
自閉症の原因はストレスであると言われていますが、本当でしょうか?。

人が社会生活を営むなかで、色々なストレスにさらされていますが、本人が気付かないストレスも多く、解明は遅れていました。
ここでは、解明された脳の仕組みと、アレルギーの関係について説明します。
自閉症の症状は脳のストレスから来ています。脳がストレスにさらされると、脳の中心にある下垂体から多くのホルモンが分泌され、電気信号がガンガン発生します。そうすると、精神面や体がわけのわからない状態となり、例えば、頭の中がぐるぐる回っている状態になり、他人や周囲とのコミュニケーションがスムーズに出来なくなります。周りの人はこの様な人を見ると 「この子は喋らない。」、「人見知りする」、「内弁慶だ」、「自閉症でしょ。」と言います。

原因と対象方法がわかれば、コミュニケーションが出来るようになり、社会に溶け込めるようになります。
外的刺激と感情的刺激によるストレスについては、別途述べる事にし、ここでは、腸の過敏性について述べます。

[腸の過敏性と自閉症]

自閉症の児童の大半は幼児の頃に中耳炎にかかっている事が分かりました。さらに、中耳炎の治療の為に抗生物質を処方されていたのです。因果関係は不明ですが、この抗生物質とストレスの間に、何らかの繋がりがありそうです。それが、自閉症につながっていそうです。 抗生物質は細菌に対する「抗菌薬」です。人の細胞には無害で、細菌のみ殺します。

中耳炎の治療の為の抗生物質には次のものが使用されているようです。

ペニシリン系(*1)やセフェム系抗生物質(*2)、マクロライド系抗生物質(*3)、ニューキノロン系抗菌薬(*4)。

抗生物質を服用すると、腸の中の細菌を殺してしまいます。ヒトの腸には多種類の細菌が共存していて、消化・吸収・代謝に無くてはならない存在ですが、これらの細菌を殺してしまう事で、腸にとってストレスとなります。

作用機序は不明ですが、自閉症の児童がある種の食材に対して非常に大きいIgGやIgA抗体を持ってます。これと関係がありそうです。
  

例えば、卵や牛乳、大豆のどれかが自己の体にとって敵とみなしてしまうと、二度目以降に食べたときにアレルギー反応となり、これらの食品にに対応するIgG抗体が大量に作られてしまいます。適度に作られるので無く、極めて大量に作られると、良い事はありません。腸は悲鳴をあげ、それを鎮めようと、脳の視床下部からオピオイド様物質(*5)が分泌され、苦痛を和らげていると考えられます。その時の症状は麻薬患者の様に内に閉じこもり、話しかけても「何も。」「別に。」と答えるにとどまり、コミュニケーションが取れなくなります。これが自閉症の症状です。           
J&J社の医学博士アラン・フリードマン(Alan Friedman)は自閉症児の尿にモルヒネ関連化合物のカソモルフィン(casomorphin)やグリアドモルフィン(gliadomorphin)といった多くの異常ペプチドが含まれてることを発見しました。
また、モルヒネ関連化合物と思われる他の二つのペプチド、すなわち、デルモルフィン(dermorphin)とデルトルフィンU(deltorphin II)とを自閉症児の尿に確認したと発表しました。 (参考 http://www.gaps.me/preview/?page_id=20)
デルモルフィンとデルトルフィンは、南米に生息する毒矢カエル(poison-dart frog)の皮膚から分泌される猛毒で幻覚を誘発しモルヒネの百万倍以上の強さを持つとされています。
現地のインディアンはその分泌物を塗って幻覚誘発経験を味わったり、矢の先端にそれを塗って獲物を捕獲するのに使用しているそうです。こんな化学物質を自閉症児は脳の中で分泌しているそうです。

自閉症の子供にはアレルギー抗体の原因となる食材を食べさせない様にしましょう。何の食材かはヒトによって異なりますので、検査で特定する事が必要です。ある人は牛乳であり、他の人は小麦であり、または卵、アーモンド、あわびであることもあります。

検査は血液を採取するところから始まります。
採血したら、専用の濾紙に吸い込ませ、完全に乾燥させます。
これを検査会社に送ってIgGまたは IgAアレルギー抗体検査を行います。
検査結果が送られてきますので、何の食材にアレルギーがあるかを確認し、その食材を食べないような食事メニューを作ります。

除去食を行うと、抗体が徐々に減少してゆきます。IgG抗体の半減期は21日ですので、全く食べない場合は21日で抗体量は半分になります。42日めには1/4になり、およそ、6カ月でかなり減少します。しかし、卵などは多くの食品添加物に含まれており、全く口にしないというのは現実的には不可能なので、除去食を始めてもきわめてゆっくりとしか効果が現れない場合もあると思われます。
6か月後に再検査を受けてみましょう。アレルギー値が下がっている場合は、制限の効果が表れていますので、今し食事メニューを続けましょう。
もし、再検査のアレルギー値が同じか上がっていた場合は、食事方針を見直しましょう。
自閉症は食事だけでなく、1. 外的ストレス や 2. 感情的ストレスも大きな原因ですので、これらを総合的に考えて治療していく必要があります。


ストレスは自閉症の原因のひとつです。

ストレスは主に3つの原因があります。1. 外的刺激 2. 感情的刺激  3. 腸の過敏性 です。
[3つのストレス]
1) 外的刺激は睡眠不足、骨折、怪我、喫煙、熱中症(pm2.5など)があります。
2) 感情的刺激には、恐怖、心配ごと、不安、悩み事などがあります。
3) 腸の過敏性とは、食材に対するアレルギーです。


外的刺激と感情的刺激によるストレスが発生した場合は、脳の視床下部からCRF(副腎皮質刺激ホルモン放出因子)が放出されます。 CRFは脳の前部下垂体を刺激しACTH(副腎皮質刺激ホルモン)が放出されます。ACTHは副腎を刺激し、コルチゾルを産出します。コルチゾルはストレスを低減するように働き、同時に、前部下垂体に指令を出し、ACTHの産出を低減し、また、視床下部にCRFを低減するように働きます。健康な人は、このサイクルにより、ストレスは低下し、平常状態を保てるようになります。しかし、コルチゾルが不足したり、CRFやACTHが少ないと、サイクルが回らなくなりストレス信号を脳に送ります。ストレス信号が脳に届くと、それを鎮めようと、脳の視床下部からオピオイド様物質(*5)が分泌され、苦痛を和らげていると考えられます。その時の症状は麻薬患者の様に内に閉じこもり、話しかけても「何も。」「別に。」と答えるにとどまり、コミュニケーションが取れなくなります。つまり自閉症の症状となります。 
自閉症の患者に、ストレスは厳禁です。 


検査以降の解説については、アレルギー検査のユーザーに提供しています。 

注釈
*1 セフェム系抗生物質
細菌の細胞壁の合成を抑制します。
ヒトの細胞には細胞壁は存在しないため、セフェムは細菌にのみ選択毒性を発揮し、これがヒトに対しては高い安全性が得られています。

*2 ペニシリン系抗生物質
細菌の細胞壁の合成を障害します。

*3 マクロライド系抗生物質
細菌のタンパク合成を阻害します。
人間に含まれる真核生物ドメインのリボゾームは、真正細菌ドメインのリボゾームとは構造が異なっているので、人間のタンパク合成は阻害されません。

*4 ニューキノロン系抗菌薬
合成抗菌薬の系列の一つで、殺菌的に作用する薬剤

*5 オピオイド様物質  (出典:Pain Relief 痛みと鎮痛の基礎知識 ) 
脳下垂体から出される様々なホルモンの一種に以下のものがあります。
(a)β-カゾモルフィン β-casomorphin 、(b)グリアドモルフィン(gliadomorphin) 、(c)デルモルフィン(dermorphin) 、(d)デルトルフィンU(deltorphin II) 
o 母乳やミルクを飲んだ乳児がすぐにすやすやと眠ることに着目した研究の結果、発見されたホルモンです。 ボーっとさせる効果があるようで、気持ち良くなって眠くなるようです。
o 沈静、インスリン上昇、消化吸収促進など多くの作用があります。
o 人乳β-カゼインの全一次構造の第51−58残基は牛乳β-カゾモルフィンに類似した配列:Tyr-Pro-Phe-Val-Glu-Pro-Ile-Pr
o ノルウェーのオスロー大学小児研究部門のカール・ライヘルト教授によれば,自閉症(および広汎性発達障害)の、90%近くの患者の尿中にβ-カゾモルフィンがあることを発見しました。注意欠陥障害(ADD)、や精神分裂症の患者の尿からも見つかります。このホルモンはすぐに分解できないらしく,乳製品を除去して2年経ってもまだ尿中に出てきますので、体内に蓄積している可能性があるようです。